Nexaweb のデプロイ

Nexaweb に対応したアプリケーションは、他の J2EE アプリケーションをデプロイするのと同じ方法でデプロイします。デプロイメントには、アプリケーションを Web Application Resource (WAR) ファイルまたは Enterprise Application Resource (EAR) ファイルにパッケージングします。

また、Nexaweb アプリケーションがすべてのアプリケーション サーバー上で適切に機能するために必要なアクセス許可のセットは、次の一覧に示すとおりです。
  • システム プロパティへのアクセス許可
  • ClassLoader へのアクセス許可
  • ソケットへのアクセス許可
  • ファイル システムへのアクセス許可
  • 特定のアプリケーション サーバーに必要なアクセス許可
メモ: アプリケーションの中にはポリシーに対して GUI アクセスを可能にしているものもありますが、通常、サーバーポリシーは Java ポリシーファイルフォーマットで保存されています。

大 半のアプリケーションサーバーの Java ポリシー ファイルには、上記のアクセス許可がすべて含まれています。ただし、一部には他のどれよりも厳密な Sun アプリケーションサーバーの Java ポリシーが出荷時に設定されたアプリケーションサーバー (Sun Java System Application Server が有名) もあり、この場合は、次の一覧に示すアクセス許可が確実に設定されるように、ポリシーを編集する必要があります。

 

permission java.lang.RuntimePermission   "createClassLoader";
permission java.lang.RuntimePermission   "getClassLoader";
permission java.lang.RuntimePermission   "setContextClassLoader";
permission java.lang.RuntimePermission   "loadLibrary.*";
permission java.util.PropertyPermission "*", "read,write";
permission java.net.SocketPermission     "*", "connect,accept,resolve";
permission java.io.FilePermission        "<<ALL FILES>>", "read,write";

 

Sun Java System Application Server に固有なアクセス許可を次に示します。

 

permission org.apache.naming.JndiPermission "*";

 


トラブルシューティング

デプロイメント後、Nexaweb アプリケーションを実行しようとする際にクライアント上で jar ファイルの喪失 (「jvm-detector.jar not found」) などのエラーが発生した場合は、アプリケーションサーバーを再起動します。

アプリケーション エラーの原因をトラブルシューティングするための提案を次に示します。
1.       Nexaweb Server 管理コンソールを表示してサーバーを正しく起動したかどうかを確認します。
2.       アプリケーション サーバー ログ ファイルを調べます。
3.       ブラウザの Java コンソールを調べます。
4.       nexaweb-server.xml 内のデフォルトのログ レベルを [info] から [debug] に変更し、Nexaweb Server をデバッグモードで実行します。

5.       TCP トンネルを設定して、ブラウザとアプリケーション サーバー間のトラフィックを追跡します。<nexaweb-platform-sdk>/bin/tcptunnel.bat スクリプトか、他の TCP モニタリングツールを使用します