このドキュメントでは、Nexaweb Java Application UI開発時に利用可能なテーブルやツリーのコンポーネントについて、簡単な説明をしています。またこのドキュメントではテーブルとツリーのコンポーネント属性の概要を提供しています。
table
コラムと行で配列されたデータ集合体です。
Nexaweb Studio では Paletteview でこのウィジットが利用可能で、そこからVisual Editorの UI ファイルにドラッグ&ドロップすることができます。
freePane でこのウィジットを使用した XAL の例:
<table height="200px" width="300px" x="10px" y="50px"> <column> <header text="Column #1"/> </column> <column> <header text="Column #2"/> </column> <row> <cell text="Row 1 Cell 1"/> <cell text="Row 1 Cell 2"/> </row> <row> <cell text="Row 2 Cell 1"/> <cell text="Row 2 Cell 2"/> </row> <row> <cell text="Row 3 Cell 1"/> <cell text="Row 3 Cell 2"/> </row> </table>
tree
階層的形式でデータを表示します。
Nexaweb Studio では Paletteview でこのウィジットが利用可能で、そこから Visual Editor の UI ファイルにドラッグ&ドロップすることができます。
freePane でこのウィジットを使用した XAL の例:
<tree height="100px" width="180px" x="10px" y="20px"> <column/> <row> <cell text="Tree Item 1"/> <row> <cell text="Sub Tree Item 1"/> </row> <row> <cell text="Sub Tree Item 2"/> </row> </row> <row> <cell text="Tree Item 2"/> </row> </tree>
treeTable
ツリーとテーブルを組み合わせテーブル形式で階層的データを表示する
Nexaweb Studio では Paletteview でこのウィジットが利用可能で、そこから Visual Editor の UI ファイルにドラッグ&ドロップすることができます。
freePane でこのウィジットを使用した XAL の例:
<treeTable height="120px" width="280px" x="10px" y="170px"> <column> <header text="Column #1"/> </column> <column> <header text="Column #2"/> </column> <row> <cell text="Tree Item 1"/> <cell text="Tree Item 1"/> <row> <cell text="Sub Tree Item 1"/> <cell text="Sub Tree Item 1"/> </row> <row> <cell text="Sub Tree Item 2"/> <cell text="Sub Tree Item 2"/> </row> </row> <row> <cell text="Tree Item 2"/> <cell text="Tree Item 2"/> </row> </treeTable>
テーブルとツリー属性
次の表では、テーブルとツリーのコンポーネント特有の属性の概要一覧を示しています:
属性 | 説明 |
altBackgroundColor | デフォルト設定で、テーブルコンポーネントはテーブルの行を交互に異なる背景色を提供する。この属性を使い、テーブルの行を交互にする背景色を指定する。 |
altColor | テーブルの行のテキストを交互に表すフォント色を指定する。 |
collapsedImage | 非表示の行を視覚的に表示するために画像を指定する。 |
expandedImage | 展開行を視覚的に表示するために画像を指定する。 |
highlightBackgroundColor | 行が選択された時表示されるよう背景色を指定する。 |
highlightColor | 行が選択された時、テキストのフォント色を指定する。 |
horizontalLineColor | 行を分ける水平境界線の色を指定する。デフォルトで水平境界線は不透明色になっている。 |
keyMatchReset | ユーザーが機能に合致したパターンを停止したあとの時間を秒単位で指定する。 |
leafImage | 子なしの行に使用するアイコンを指定する。 |
quickEdit | 次と併せて使用する: singleCell に設定された tableselectionMode 属性 true に設定された column editable 属性 その後、この属性を true に設定し、ユーザーが編集できるセルをクリックしユーザーは直ちにそのセルの編集を始めることができる。それに加え、ユーザーが上/下/左/右矢印を押下し、フォーカスが隣接したセルに移動し、それが編集可能な属性が true に設定しているコラムにある場合、ユーザーは直ちに編集を開始することができる。 エンターキーを押すとテキストが決定され、コラムの次のセルに進む。 true に設定されたquickEdit 属性付きのテーブルがフォーカスを受けた時、最後編集されたセルは、可能であればクイック編集モードに配置される。 セルを quckEdit モードから、ユーザーが矢印キーを使用しながら編集をするeditableモードに戻す際、セルをクリックする。Quick edit modeに戻すためには再び quick edit modeCell を右クリックする。またはF2キーを使用しセルの編集モード間の切り替えをする。 |
resizableColumns | ユーザーがコラムヘッダーをリサイズすることによりユーザーが列をリサイズできるよう指定する true=はい、 false=no。 デフォルトでは "true" |
rowHeight | テーブルの全ての行の高さを指定する。 |
rowImageVerticalAlignment | 画像の縦のアライメントをトップまたはセンターに指定する。デフォルト:センター |
selectionMode | 一回にテーブルで選択するものを指定する。例えば、一行のみ、または一つのセル、または複数行(Shift または Ctl キーを使用) デフォルトではsingleRow |
sortType | stable または unstable としてコラムソート方法を指定する。 stable: 複数のコラムソートに使用する;イコール要素の順番を保持する。 columnssortPriority 属性と組み合わせる。 unstable: コラム間でtieを作らない。各コラムのソートは、コラム全体をソートし、隣接したコラムに関する特別対応を提供しない。 |
swappableColumns | ユーザーはコラムヘッダーをドラッグすることにより、ユーザーによるコラムの再調整の指定することができる。 true=はい、 false=no。 デフォルトは "true" |
treeLineColor | ツリーの行でノードをつなぐ線の色を指定する。 |
verticalLineColor | コラムを分ける縦の境界線の色を指定する。 デフォルトでは縦の境界線はオパーク(不透明) |
Cell
テーブルセルは、テーブル行で一つの セルです。セルはテーブル使用用に効率化されています。行はどのような種類のコンポーネントも保有することはできますが、セルを使用した方がより効率的です。
次の表は cell 特有の属性の一覧と概要を示しています:
属性 | 説明 |
editable | ユーザーがこのセルを編集できるかどうか指定できる。指定した場合、この属性の値は、セルがあるコラムに設定されたeditable属性の値よりも優先される。 |
editing | true に設定されている Editable 属性付きのセルが編集中の場合に表示される。この属性をtrueに設定し、編集可能セルを編集モードにする。一回にひとつの セルのみ編集モードにすることができる。 |
selected | singleCellまたはmultiCellに設定されているtable\tree\treeTable selctionMode と共に使用する。その後、この属性により セルの選択を指定する。 true=はい、 false=いいえ |
sortValue | セルに含まれているテキストのソートではなく、セル自身のソートに使用する値を指定する。dataType属性が、テーブルがデータをどのようにソートするのかを管理するため、column dataType 属性に指定されているデータのタイプに合致する sortValue を指定する |
text | セルのテキスト内容を指定する |
value | 表示された内容ではなく、cell/list アイテムのロジカル値を指定する。この値はフォームの一部である listBox または treeTable で選択がされたとき、サーバーに戻る。また、ClientEvent またはサーバー URL のイベントパラメーター文字列として報告される。 |
Column
テーブルのシングルコラムのプロパティを定義します。
次の表ではコラム特有の属性のリストと概要を示しています:
属性 | 説明 |
dataType | このコラムでの セルのデータ型 (number、string, bigDecimal 等)を指定する。テーブルは異なるデータタイプをソートする異なるメソッドを使用する。 |
editable | ユーザーがこのコラムのセルを編集できるかどうかを指定するTrue=yes; false=no |
editor | コラムのカスタムeditor を指定する。これは、UI ドキュメントの defs セクションで宣言されている textField または comboBox を参照にしている。editable コラムのデフォルトエディタはシンプルな textBox。 |
selected | 選択または未選択としてコラムの状態を指定。True=selected; false=unselected. |
sort | コラムのソートの順番を指定: 昇順または降順 DOM のこの属性値には、常にコラムのソート状態が反映 |
sortable | コラムヘッダーをクリックすることでコラムがソート可能にするかどうかを指定するTrue=yes; false=no. |
sortPriority | テーブルソートで優先するかを指定する。優先順位として最少が1、これが一番優先順位が高くなる。テーブルの複数のコラムの優先順位が設定される場合、テーブルは優先順位が高いコラム(一番小さい数字)がソートされるようにテーブルはソートされるが、一方で2番目のコラムはプライオリティが高いコラムに対しソートされる。つまり2番目のコラムの値は全てソートされず、最初のコラムで tie されている要素のみソートされる。unstable ソートは、並び替えしている間 tie を保存しないため、stable に設定されている sortType 属性と併せてこの属性を使用する。 |
visualIndex | コラムのビジュアルインデックス(視覚的指標)。これは、コラムがユーザーにより再配置されるたび更新される。インデックスは0-based。これはDisplayService.getVisualColumnIndex() と同様である。この属性はリードオンリーを意図されており、UI には効果はないよう設定されている。 |
width | コラムの固定幅を指定する。デフォルトで、この属性を指定しなければ、Nexaweb がそのコンポーネントのサイズ設定を自動的に行う。 DOM のこの属性の値は常にコラムの現在の幅を反映する。 |
Row
横のcell集合体とテーブルの他のコンポーネントを定義します。
次の表は行特有の属性の一覧と概要を示しています:
属性 | 説明 |
collapsedImage | 非表示の行を視覚的に表示する画像 この属性を設定するとテーブルの collapsedImage より優位になる |
expanded | 行を拡大もしくは縮小するよう指定する True=expanded; false=contracted DOM のこの属性値は常に UI の現在の拡大状況を反映している。 |
expandedImage | 拡大した行を視覚的に表示する画像を指定する。 この属性を設定するとテーブルの expandedImage より優位になる |
height | 行の固定された高さを指定する。デフォルトでは、この属性を指定できなければ、Nexaweb はコンポーネントがそれにフィットするよう自動的にサイズ調整をする。 |
leafImage | 子なしで行に使用するアイコンを指定する。 この属性を設定するとテーブルの leafImage より優位になる。 |
selected | 選択済みまたは未選択として行の状態を指定する。 true=選択、 false=未選択 |