4.0
概要
Studio3.5 の改善点を踏まえ、Studio4.0 はイベント、データバインディング、データサービスを含むいくつかの主要なワークフローのユーティリティとユーザビリティの両方を拡張および改善していま す。以下は、主な変更箇所です。既知の問題および解決した欠陥は、最後に説明されています。
- Welcome Page の簡素化
- Properties ビューのタブ表示
- 改善された マクロウィザード/マクロエディタ
- XPath 式ビルダー
- Visual Editor の改善
- 新機能と改善したデータワークフローウィザード
- 拡張された Data ビュー機能
- Data Services ウィザードの改善
- CDATA とコメントのサポートを含む XML 編集の改善
- Platform ドリブン機能
- ユーザビリティの強化
- コンポーネントのアップグレード
- 下位互換性:Studio 4.0 への Studio2.4 、3.0 および 3.5 のプロジェクトのインポートをサポート
このリリースでは、Windows XPおよびWindows 2000をサポートしています。
Nexaweb Studio は Eclipse3.2.1 - Windows Vista は未サポート - に基づいているため、このリリースでは Windows Vista をサポートしていません。
Welcome Page の変更
- ローカルコンテンツを使用してユーザが Nexaweb の機能を予行演習できる"Take a tour" リンクを追加
- "Browse Samples" にユーザが Nexaweb パースペクティブ においてより容易に - Subclipse パースペクティブより - サンプルをダウンロードし実行するための手順を追加
- ドキュメントのリンクを結合
Properties ビューのタブ表示
タブによるプロパティ表示を活用し、より早くより直感的にプロパティにアクセスできるよう、Properties ビューを変更しています。
- それぞれ個別のタブを持つ属性グループ
- ユーザー定義によるカスタム属性のサポート
- Data ビューの統合
- 非 UI コンポーネント(例:MCO、マクロ、イテレータ)のサポート
- パフォーマンスの改善
- クリップボード操作のサポートを改善
マクロウィザードとエディタ
複雑なマクロの作成と管理を可能にするリッチなマクロビルダーが追加され、ユーザはすべてのマクロ機能を明確かつ便利に利用できます。
- マクロの複数の変更をサポート
- 既存のマクロを編集するための新しいワークフロー
- マクロ内の mco:execute と macro:macroCallMCO コマンドのサポート
- XPath 式ビルダーの統合
XPath 式ビルダー
XPath 式は、Nexaweb アプリケーション構築、特にマクロとデータにおいて重要な部分です。
- XPath 構文の検証
- Content assist
- ドキュメントのブラウジング - データワークフローで特に有用
- データワークフローの統合
- マクロウィザードの統合
Visual Editor
さらなる機能強化が行われています。
- ラバーバンディングのサポート
- 複雑なコンポーネントとネストされたコンポーネントのより一貫したハンドリング
- 安定性の増加とパフォーマンスの修正
- ダブルクリックにより Manage Events ダイアログを表示
データワークフロー
以前のデータワークフローは、データタグの属性を編集するための単一のダイアログインターフェースで構成されていました。
Studio 4.0の新しいワークフローでは、共通のアクションと明確なパスを通してデータへ接続するためのガイドとユーザインタフェースが追加されました。
新しいワークフロー:
- データソースの作成
- データバインディングの作成
- イテレータとコンポーネントの取り込み
- イテレータの作成
- フォーマッタの作成
加えて、これらのワークフローは相互、および他のワークフローにリンクされているため、各ステップの明確な説明と相まってユーザは迅速かつ容易にアプリケーションにデータを追加することができます。
データビュー
データワークフローをよりサポートするために、Data ビューは Outline ビューと同等の有用性を実現するように改善されました。
- Properties ビューの統合
- コンテキストメニューのサポート
- 接続管理 - 接続済みデータソースの接続を維持
- ドラッグ & ドロップのサポート - XML ファイルまたは JSON ファイルを Data ビューの DataSources ノードに直接ドラッグするとデータウィザードが起動する
- Nexaweb パースペクティブに標準で含まれている
イベントウィザードワークフロー
既存のイベント追加のワークフローに、利用可能でしたがユーザーに明らかにしていなかった追加の操作を含むように拡張されました。
- Java と Ajax にシステムサービス関数を公開
- データオブジェクトを公開
- サービスリクエストオブジェクトを公開
- Java と JavaScript の両方に再利用した既存の関数を追加
- 他のファイルで定義された MCO とマクロを使用するための式の構築
加えて、これらは Platform 単位で構成されており、 Studio の新しいバージョンを必要とせずに将来の Platform のリリースで公開される機能の拡張を可能にします。
データサービスワークフロー
新しいワークフローはサービスリクエストを構築するためのウィザードを提供し、他のデータワークフローの取り込みと Studio によるサービスリクエスト作成のいくつかの既存の問題を修正します。
- WEB-INF/WSDL 内の WSDL の自動コピー
- より直感的なワークフロー
- 一時的な結果セットへのデータソースのマップ機能
- パースペクティブに WSDL アナライザを同梱
XML 編集の改善
- Oxygen を最新バージョンへアップグレード
- コメントのサポート
- CDATA のサポート
- 適切な検証のための Nexaweb スキーマの完全な設定
- Oxygen 使用時の XML 編集の入力補完機能
Platform ドリブン機能
特定のバージョンの Studio にハードコードされていた、いくつかの機能は Platform に移動されました。
- Outline ビューと Visual Editor 内の挿入/置換の操作
- Palette
- システムサービスの定義
ユーザビリティの強化
ユーザビリティの結果に基づいていくつかの機能拡張が追加されています。
- プロジェクト作成ダイアログの改善
- SVNを標準のパースペクティブに同梱
- 標準のパースペクティブに Package ビューを同梱
- VE とOutline ビューのコンテキストメニューをクリーンアップ
- Data ビューに JSON のビジュアライゼーション追加
コンポーネントのアップグレード
"オールインワン"のインストーラでは、次のコンポーネントがアップグレードされています:
- WTP1.5.4 から 1.5.5
- DTP1.5.0 から 1.5.2
- Subclipse1.2.3 から 1.2.4
- Oxygen 7.1 から 8.2
下位互換性
- Studio2.4、3.0、3.5 からのプロジェクトのインポートをサポートしています。