テストと QA

自動機能テスト機能を使用した Nexaweb アプリケーションのテスト

各種の標準ユーザーインターフェイス用テストツールを使用して、Nexaweb アプリケーションの自動テストを実行できます。ただし、Nexaweb UI AWTSwing、または SWT でプログラムされていないため、低レベルのマウスおよびキーボードイベントをキャプチャする「低レベル記録」機能を備えたツールを使用して自動テストを実行する必要があります。その後、Nexaweb UI で記録を再生してユーザーのアクティビティをシミュレートします。

Nexaweb で動作するテスト製品の例としては、Mercury(現HP) Quick Test Professional (http://www.mercury.com) (現HPのUnified Functional Testing software)があります。QTP のアナログおよび低レベル記録モードを使用すると、ユーザーインターフェイスの機能テストを記録および再生できます。また、ビットマップ比較機能の使用により、テスト結果を基準値と自動的に比較することができます。

要件


マウスおよびキーボードイベントのキャプチャなどの低レベル記録機能を備え、後で再生が可能なユーザーインターフェイス用テストツールが必要です。また、ビットマップイメージの比較機能も備えている必要があります。

アプリケーションのロードテスト


アプリケーションのロード テストは、開発したアプリケーションが企業での頻繁な使用に対応できるかどうかを確認するための重要なプロセスです。Nexaweb は、Web ロード テスト ツールに組み込みのサポート機能を提供します。

要件


HTTP Cookie に対応した HTTP ロードテスト用のツールが必要です。このようなツールとしては、Mercury Load Runner (http://www.mercury.com) (現HPのHP LoadRunner)などがあります。

ロードテストの実行


ほとんどのロードテストを実行するには、選択したロードテストツールを使用してクライアントセッションの HTTP ネットワークトラフィックをキャプチャし、サーバーに再生するだけです。これにより、多数のクライアント接続を同時にシミュレートできます。詳細については、ロードテストツールに付属のドキュメントを参照してください。

ロードテストドキュメントの同期化

同期化されたXML ドキュメント (クライアントとサーバーの両方にあるドキュメント) を使用する際にロードテストを有効にするには、nexaweb-server.xml ファイルの設定を次のように変更します。

 
<id-generation>
    <test-seed>anything</test-seed>
</id-generation>
 

これで、キャプチャされたトラフィックがサーバーに再生できるようになります。これにより、すべての ID が同じシードを持つため、決定性を持つようになります。


本稼動環境では、このロードテスト設定を必ず無効にしてください。この操作を行わないと、セッションの再生可能性により、セキュリティ上のリスクが生じます。