Nexaweb Launcherは、オープンソースプロジェクト(GetDown)をベースに提供される Nexaweb Applicatoin専用のアプリケーション起動ランチャーです。
これは、Oracle社のJava Web Startの廃止に伴う発表に対して、NexawebがJava Web Startを代替する為に提供する新しいソリューションです。
Nexaweb Launcher は、クライアント環境に事前にインストールし、Windows OS上で拡張子関連付けアプリケーションとして登録されます。
これは、Java Web StartのJNLPファイルによってjavaw.exeを起動していた機能を代替し、Nexaweb Launcherでは拡張子 .nexaweb ファイルによって Nexaweb Laucherを起動します。
Nexaweb Launcherによって起動されるアプリケーションはスタンドアロンクライアントを使用して Java Applicationとして起動されます。
Nexweb Launcherには次の3つの機能が提供されています。
- アプリケーション動作のJVMの選択
- JARファイルの取得・管理
- Nexawebコンフィグレーションの設定
アプリケーション動作JVMの選択
Nexaweb Launcherは以下の優先順位でNexaweb Applicationを起動するJVMを選択します。
- GetDownによるプライベートJVM
- クライアントOS上で有効なJVM
- Nexaweb Launcherに内包されているJVM(Java 8)
内包されるJVMはNexaweb LauncherとGetDownを動作させるために非常に限定された用途のみに利用される事を前提としています。
JARファイルの取得・管理
サーバーからのJARファイルの取得とキャッシュ管理はGetDownの機能を用いて提供されます。
必要となるJARファイル群の情報やGetDownのコンフィグレーション情報は.nexawebファイルに記載されており、Nexaweb LauncherはGetDownの動作に必要な設定情報を.nexawebファイルから取得してアプリケーションを起動します。
取得されたJARファイル群は Windows OS のユーザーディレクトリ配下の「.nexaweb」ディレクトリ以下にアプリケーション毎に分かれて管理されます。
Nexawebコンフィグレーションの設定
Nexaweb LauncherによるNexaweb Applicationの動作には実行環境としてスタンドアロンクライアントが使用されています。
nexaweb-client.xmlに記載されたコンフィグレーションは一部のスタンドアロンクライアントで無効な設定を除いて.nexawebファイルからNexaweb LauncherがGetDownの起動時のパラメータとしてスタンドアロンクライアントに設定して起動されます。
クライアント側では、クライアントのマシンにNexaweb Launcherをインストールする必要があることを除いて、JNLPとほぼ同じですが、Nexaweb Launcherはファイル拡張子として「.nexaweb」を関連付けます。
ユーザーは拡張子が「,nexaweb」のファイルをダウンロード後に実行します。そのワークフローは次のようになります。
- まず、URL:「http://<your host>:<your port>/<your application>/runNexaweb」から「extension nexaweb」を使用してファイルをダウンロードします。
- 次に、「.nexaweb」を実行し、事前にインストール済みの Nexaweb Launcherが関連付けアプリケーションとして起動します。
- Nexaweb Lanucherは、ファイルを解析し、ダイジェストファイルのダウンロードと比較を行い、JARファイル、リソースファイルのダウンロードが必要かどうか判断して各ファイル群をダウンロードします。
- 次に、Nexaweb スタンドアロンクライアントを使用して Nexaweb Application を起動します。