1.4.5(May 2022)
Defects
NXPSR-11255 | プロキシ認証が必要な環境でNexaweb Launcherでプロキシ認証が成功した場合であっても、Standalone Clientにプロキシ認証情報が継承されない |
プロキシ認証に失敗した場合に、プロキシダイアログを表示してプロキシ情報を再入力でいるようにしました | |
.nexawebファイルへの署名対象となるデータの改善(.nexawebファイルのパラメータ上書きが可能な問題の修正) | |
NXPSR-11258 | Nexaweb Launcher内のgetdownからファイルにアクセスする際にCookieが継承されない問題の修正 |
NXPSR-11260 | getdown.txtへの不要なリクエストが発生していた問題の修正 |
NXPSR-11261 | ClientClassLoaderからのリクエストにCookieが含まれない問題の修正 |
Nexaweb Launcherを使用した場合に、不要なクラスファイルのリクエストが発生していた問題の修正 | |
ダイレクト接続可能な環境でもプロキシ接続しようとする問題の修正 | |
NXPSR-11266 | Standalone Clientが使用するJVMの優先度の修正 |
ダイジェストファイルを生成する際のコンソールメッセージの修正 | |
NXPSR-11270 | Nexaweb Launcherのアンインストール時にNexaweb Launcherインストールディレクトリの”proxy.txt”が削除されるように修正 |
Win32環境でJavaバージョンの取得時に問題が発生した場合にNexaweb Launcherが起動しない問題の修正 | |
Nexaweb Platform 4.5.70 -72とNexaweb Launcher 1.4.5を組み合わせて動作させるための修正 |
Feature requests
ユーザーキーペアを使用して.nexawebファイルに署名する機能の追加 | |
Windowsレジストリからプロキシ情報を取得する機能の追加 | |
Standalone Clientを実行するJVMにlocal java path指定(クライアント端末にインストール済みのJVMのパス)機能の追加 |
NXPSR-11247: ユーザーキーペアを使用して.nexawebファイルに署名する機能の追加
Nexaweb Launcher 1.4.3によって.nexawebファイルへの署名機能が追加されましたが、署名に利用するキーペアは固定でした。この機能拡張により、ユーザーは<sign_key-configuration>構成を使用してnexaweb-client.xmlで独自のキーペアを提供できます。
<launcher-config>
<sign_key-configuration>
<!--Class to provide sign key for .nexaweb. Replace with your own implementation,you can implement this interface com.nexaweb.util.GenerateSignKey in server. -->
<generate-key class="com.nexaweb.server.util.GenerateSignKeyImpl"/>
</sign_key-configuration>
</launcher-config>
詳細については以下のドキュメントを参照してください。
Note: この機能を利用するためには、Nexaweb Platform 4.5.73以上を使用する必要があります。
NXPSR-11255: プロキシ認証が必要な環境でNexaweb Launcherでプロキシ認証が成功した場合であっても、Standalone Clientにプロキシ認証情報が継承されない
Nexaweb Launcher 1.4.3以上を使用している場合、プロキシ認証が必要なネットワーク環境でサーバーへアクセスした場合、Nexaweb Launcherはプロキシダイアログを表示して、プロキシ認証を通過することが可能です。
ただし、Nexaweb Launcherから起動されるStandalone Clientはプロキシ認証がサポートされていなかったため、Nexaweb Launcherは正常にNexawebアプリケーションを起動する事ができませんでした。
この問題を解決するために、Nexaweb Launcherでプロキシ認証に成功した場合、認証情報をStandalone Clientへ継承して、Standalone Clientでもプロキシ認証を通過できるように修正しました。
Note: この機能を利用するためには、Nexaweb Platform 4.5.73以上を使用する必要があります。
NXPSR-11256: プロキシ認証に失敗した場合に、プロキシダイアログを表示してプロキシ情報を再入力でいるようにしました
Nexaweb Launcherはプロキシ認証に成功した場合に、プロキシ情報及び認証情報を「proxy.txt」と「auth.bin」ファイルに保存し、次回起動時に再認証を自動的に行うようになります。
再認証の際に、プロキシサーバーが一時的に利用できなかったり、プロキシ情報/認証情報が変更された場合に、Nexaweb Launcherはエラーを表示し、そのまま終了していました。
この振る舞いを認証のエラー発生時にプロキシダイアログを表示してプロキシ情報及び認証情報を再入力できるように修正しました。
また、プロキシダイアログでプロキシIPとポートの入力欄を空にした場合、プロキシを介さずにサーバーにダイレクト接続するように修正しました。
NXPSR-11257: .nexawebファイルへの署名対象となるデータの改善(.nexawebファイルのパラメータ上書きが可能な問題の修正)
.nexawebファイルへの署名機能がNexaweb Launcher 1.4.3から追加されましたが、署名後のファイルの末尾にパラメータを追加した場合にパラメータの上書き更新が可能な問題がありました。
この問題を解決するために、パラメータの上書きができないように署名検証となるデータ範囲を修正しました。
Note: この機能を利用するためには、Nexaweb Platform 4.5.73以上を使用する必要があります。
NXPSR-11264: Nexaweb Launcherを使用した場合に、不要なクラスファイルのリクエストが発生していた問題の修正
Nexaweb Launcherが"DefaultJvmDetector.class", "LogToFile.class", “default.class” の不要なクラスファイルをリクエストしていた問題を修正しました。
NXPSR-11249: Windowsレジストリからプロキシ情報を取得する機能の追加
Windows OSにプロキシ情報が設定済みの場合、jRegistryを使用してOSのプロキシ情報が取得可能であった場合に、デフォルトのプロキシ情報としてOSのプロキシ情報を取得する機能を追加しました。
この結果、OSにプロキシ情報が設定されている環境では、Nexaweb Launcherの起動時にOSのプロキシ情報(サーバーIP、ポート)をデフォルトで利用できるようになりました。
NXPSR-11265: ダイレクト接続可能な環境でもプロキシ接続しようとする問題の修正
Nexaweb Launcherはプロキシ情報が取得可能な場合、ダイレクト接続が可能な環境であってもプロキシ接続を試みていました。
この問題を解決するために、接続時の処理フローを以下のように改善しました。
“proxy.txt”(プロキシ接続に成功した際にプロキシIPとポートを保存したファイル)が存在していない場合:
1.) サーバーへダイレクト接続を試みる。
2.) ダイレクト接続が失敗した場合、Windows レジストリからプロキシ情報の取得を試みる。
3.) Windows レジストリからのプロキシ情報の取得ができなかった場合、プロキシダイアログを表示する。
“proxy.txt”が存在している場合:
1.) “proxy.txt”の情報を使用してプロキシ接続を試みる。
2.) “proxy.txt”の情報を使用しての接続に失敗した場合、”proxy.txt”のプロキシIPとポートを表示したプロキシダイアログを表示する。
プロキシダイアログでプロキシIPとポートの入力が空であった場合は、ダイレクト接続を試みます。
ダイレクト接続が成功した場合、”proxy.txt”は削除されます。
プロキシ接続に成功した場合は、接続情報として”proxy.txt”が保存されます。
NXPSR-11250: Standalone Clientを実行するJVMにlocal java path指定(クライアント端末にインストール済みのJVMのパス)機能の追加
クライアント端末に既にインストール済みのJVMのパスを指定する機能を追加しました。
runNexaweb.jspファイルに「java_local_paht」をパラメータとして指定することで、クライアント端末にインストール済みのJVMをパス指定で利用できるようになりました。
設定例.)
java_local_path=C:\Program Files (x86)\Java\jre1.8.0_111
NXPSR-11266: Standalone Clientが使用するJVMの優先度の修正
Nexaweb Launcherによって起動される Standalone Clientが使用するJVMの優先度を以下のように改善しました。
JVMの使用順序:
Local java path(NXPSR-11250によって追加された機能)
Custom JVM/Private JVM
System JRE
Nexaweb LauncherにバンドルされているJVM
NXPSR-11252 : ダイジェストファイルを生成する際のコンソールメッセージの修正
Nexaweb Launcher 1.4.3でダイジェストファイルに表示されるメッセージが1.4.2と異なるようになりました。
Message in 1.4.2 :
Generating digest file 'digesters\digest.txt'...
Generating digest file 'digesters\digest2.txt'...
Message in 1.4.3:
これは、Nexaweb Launcher 1.4.3で追加されたホワイトリストによる起動制限機能によって生じた変化でしたが、ダイジェストファイル生成時には不要なメッセージであるため、メッセージの出力内容を1.4.2と同じ内容に戻しました。
NXPSR-11272: Win32環境でJavaバージョンの取得時に問題が発生した場合にNexaweb Launcherが起動しない問題の修正
アプリケーションの起動時にJavaバージョンの取得に問題があった場合、アプリケーションは起動せずにエラーメッセージもログに出力されていませんでした。
For eg.
この修正によって、エラーがログに出力され、Nexaweb LauncherにバンドルされたJVMをアプリケーションの起動時に使用するように修正されました。
NXPSR-11274: Nexaweb Platform 4.5.70 -72とNexaweb Launcher 1.4.5を組み合わせて動作させるための修正
NXPSR-11247のユーザーキーペアの機能追加によってNexaweb Platformの過去バージョン(4.5.70-4.5.72)とNexaweb Launcher 1.4.5を組み合わせた際にキーペアの仕様が異なるため、過去バージョンと組み合わせて利用する際の互換性のための修正を追加しました。