バリデータの作成

バリデータの作成

バリデータクラスを拡張し、独自のバリデータとバリデータ要素タグを作成することができます。

独自のバリデータを作成するのに実行する必要がある、主な手順は次のとおりです。

Validator クラスのサブクラスを作成する
カスタム Validator クラスを参照するバリデータ要素を定義する

サブクラス

次の例に、バリデータサブクラスを示します。

package myvalidators;
public class EmailValidator extends Validator {
 protected boolean validate (Object objectToValidate) 
           throws ValidationException{ ... }
}

要素タグ

カスタムバリデータ要素タグを作成するには、次の例に示すように validator 要素を使用します。

<validator:validator
  id="emailValidator"
  class="myvalidators.EmailValidator"
  value="email.text"
  onSuccess=""
  onFailure="macro://failureMacro.execute('Not a valid email address')" />

Validator クラスのサブクラスの作成

バリデータを作成するには、com.nexaweb.plugin.validation.validators.Validatorサブクラスを作成し、#validate をオーバーライドする必要があります。

Validator クラスには、バリデータの作成に使用できる次のメソッドが含まれています。

メソッド	説明	必須/省略可能
initialize(ClientSession, Element)	このバリデータに関連付けられているクライアントセッションと要素オブジェクトを使用し、バリデータを初期化します。検証が行われる前に呼び出されます。ValidatorInitializationException をスローします。検証するフィールド内のユーザー入力を、検証のonSuccessメッセージまたはonFailureメッセージを提供する MCO またはマクロで使用できるようにします。	省略可能
validate (Object)	指定されたオブジェクトで実際の検証を実行します。 ValidatorInitializationExceptionをスローします。	必須

例:

package myvalidators.HairColorValidator;

public class HairColorValidator extends Validator {
  protected boolean validate (Object objectToValidate) {
    List hairColors = new ArrayList();

    hairColors.add("brown");
    hairColors.add("red");
    hairColors.add("black");

    return hairColors.contains(objectToValidate); 
 }
}

バリデータ要素の定義

Nexaweb クライアントアプリケーションで作成したバリデータを使用する要素タグを作成します。

<val:validator />要素を使用し、用意されているバリデータのタグを作成するときと同じようにカスタムバリデータのタグを作成し、次の属性を含めます。

属性	説明
xmlns:val=“http://nexaweb.com/validator	バリデータ名前空間を指定します。
class=	このカスタムバリデータ用に作成したバリデータサブクラスを参照します。

例:

<val:validator
xmlns:val="http://nexaweb.com/validator"
id="hairColorValidator"
value="hairColor.text"
class="myvalidators.HairColorValidator"
onSuccess="mco://myMco.validHairColor()"
onFailure="mco://myMco.invalidHairColor()"/>