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4.5.12 (Feb 2008)

4.5.12 (Feb 2008)

Java版の改良
treeTable sortDepth 属性を追加した
"sortDepth" 属性によってネストした行のソート対象を指定することががてる。sortDepth の値は、-1, 0, と設定可能な整数(1, 2, 3, ..)。デフォルト値は0。

  • -1: ネストのレベルにかかわらず、すべての行をソートする
  • 0: デフォルト値- 親の行だけがソートされる
  • 1-n: 指定されたレベルの子の行だけがソートされる

Java 版の修正について

8476 712-4909498 – カラムエディタのcomboBox の属性値がtable cell に反映されない
属性値の反映については以下のようにハンドリングしている。
カラムエディタとして利用されるcomboBox でlistItem が選択されたときそのtext属性とvalue属性が、table のcell の属性に反映される。
<listItem/>が選択されると、<cell text="foo" value="0"/>は、<cell text=""/>となる。
この例では、次の動作がおこる。
1.)    listItem にvalue属性がないという情報がcell に移される(つまり、cell はvalue 属性を失う)
2.)     listItem にtext属性がないという情報はcell に移されない(つまり、cell のtext 属性は、text="foo" からtext="" にかわる)
listItem がtext属性を持っていない場合でも、cell はtext属性を常に保持する。

8972 712-5273851 – textAreaでバックスラッシュ"\" が使われた場合、エスケープシーケンスとして扱わない
この問題は、データバインディングに関連した部分について修正されている。例えば、データバインディングを利用したテキスト入力枠 (<textField/>や<textArea/>)でXMLドキュメントに"\"が含まれて入れも例外は発生しなくなった。 通常のテキスト入力枠の場合、これまでと同様に例外が発生する。

テキスト入力枠でバックスラッシュ"\"を利用する場合は、エスケープシーケンス“\\”を利用する必要がある。
 
 回避策
XInclude, XUpdate, XModify, Macrosで、バックスラッシュ"\"を利用した場合も、これまでと同様、例外は発生する。これらXMLの操作でバックスラッシュが必要な場合は、MCOを利用しcom.nexaweb.client.resolver.ResolutionHandlerを呼び出す方法がある。詳細については、APIのドキュメントに記載されている。
 

修正項目 (Java)
8393712-4788520 - treeTable のネストした row でソートする
8476712-4909498 - comboBox column editor の value 属性が cell に反映されない
8838712-5100529 - 選択している最後の行(row) が footerRow に隠れる
8972712-5273851 - textArea と textField でバックスラッシュ(\)を使うと例外が発生する
9009onStateChange でサーバにリクエストすると onContextMenu と popup が table 上で表示されない
9010onMouseDown でサーバリクエストすると、popupが適切な位置に表示されない
9015ComboBox で "value" 属性が正しく設定されない
9065712-5515645 - デバッグメッセージがクライアントのコンソールに表示される

修正の詳細 (Java)
8393
712-4788520 - treeTable のネストした row でソートする
親子関係のデータを持っている treeTable の中で子カラムに対してソートを行った場合、親子関係を無視してソートが行われる問題の修正
8476
712-4909498 - comboBox column editor の value 属性が cell に反映されない
テーブルエディタとしてコンボボックスを使用しており、コンボボックス内のデータが value 属性値を持っている場合、 選択されたコンボボックスのデータの value 属性値が cell に反映されない問題の修正
8838
712-5100529 - 選択している最後の行(row) が footerRow に隠れる
footerRow が存在しているテーブル内でスクロールバーが表示されており、最下行のデータを選択した場合、 自動スクロールによって最下行データの全てが画面上に表示されずに footerRow が上部に重なった状態で表示される問題の修正
8972
712-5273851 - textArea と textField でバックスラッシュ(\)を使うと例外が発生する
データバインディングの機能を使用している場合に、バインドされるデータ内にバックスラッシュ(\)が存在していた場合、 例外が発生する問題の修正
9009
onStateChange でサーバにリクエストすると onContextMenu と popup が table 上で表示されない
onStateChange イベント呼び出しの中でサーバーリクエストを行う処理が記述されている場合、 マウスの右クリックによって選択データを変更すると、表示されるべきポップアップメニューと onContextMenu イベントが発生しない問題の修正
9010
onMouseDown でサーバリクエストすると、popupが適切な位置に表示されない
onMouseDown イベント呼び出しの中でサーバーリクエストを行う処理が記述されている場合、 マウスの右クリックによって表示されるべきポップアップメニューの表示位置が常に画面の左上になってしまう問題の修正
9015
ComboBox で "value" 属性が正しく設定されない
既存のコンボボックスに対してプログラムによってデータ(listItem)を後から追加する場合に、追加対象となるデータが selected="true" を保持していた場合、 コンボボックスの text 属性及び value 属性の値が null になる問題の修正
9065
712-5515645 - デバッグメッセージがクライアントのコンソールに表示される
デバッグ用のメッセージがクライアントの Java Console に表示されていた問題の修正