4.5.6 (Aug 2007)
新しい機能(Java)
table のquickEdit 機能を強化した:
- 追加された属性: quickEditHorizontalNavigationKeys
cellを水平方向に移動するときにナビゲーションキーが設定できる。次の属性値を指定する。- arrows: デフォルト値。右矢印キー、左矢印キーで水平方向に移動する。矢印キーで移動しrowの端にきたとき次の行に遷移する(オートラップ機能)。
- tabs: タブキー、Shift+タブキーを使って水平方向に移動する。
- all: 矢印キー、タブキーどちらも水平方向に移動する。
<table quickEditHorizontalNavigationKeys="tabs" selectionMode="singleCell" quickEdit="true" height="210px" width="310px" x="400px" y="160px"/>
- column editor の改良
column editor (textField とcomboBox)を指定したばあのquickEdit の動作(セルの移動、編集の開始、終了)を改良した。 - onEdit
テキストが変更されていない場合onEditイベントが発生しないよう修正した。
テーブルのソート: checkBox とradioButtonを含むカラムのソートができるようになった。checkboxe とradioButtonは、最初にselectedの属性値でソートされ、つぎにテキストでソートされる。
XAL スキーマの改良
Java版、Ajax版どちらもXALのスキーマについて多くの点を改良した。開発時にStudioで発生するエラーにも対応した。改良したスキーマドキュメントは、[Platformインストールディレクトリ]/docsにインストールされる。
修正された不具合(Java)
4929 | Tableで編集可能なcell がクリックされonEdit が呼ばれたときテキストが変更されずフォーカスが外れる |
5850 | キーイベントでウィジェットを移動するときに正常に動作しない |
6266 | 712-4738989, 712-2590165, 712-2791131, 712-4308269 - table がcolumnsにcheckBoxes やradioButtonsを含むときソートされない |
7220 | Mco execute のスキーマドキュメントが"page not found"となる |
7221 | スキーマ: macro ドキュメントでxmではなくxuが使われている |
7227 | スキーマ: Ajax のスキーマで、Javaでしかサポートされていないエレメントと属性が記述されている |
7386 | スキーマドキュメントがインストールされない |
7432 | スキーマ: tree スキーマからfooterRowを削除する |
7651 | 712-4287658 textField でCtrl-X で編集してもonTextChange イベントが発生しない |
7684 | "cursorIndex" 属性の更新のタイミングが正しくない |
7699 | Test APIのRowScriptObject とListItemScriptObject でDrag&Dropイベントのテスト機能を追加する |
7722 | 712-4174876 バインディングだ正しく設定されているにもかかわらずobjectDataSource がつねにBeanInfo クラスを要求する |
7732 | 712-4397317 row でマウスが上に来てもtooltip メッセージが表示されない |
7734 | 712-4397704 PrintService.printElement(Element) でtable全体が出力できない |
7903 | スキーマ: desktopPane がコンテナの子要素として正しく定義されていない |
7921 | スキーマ: htmlView とhtmlHost がAjax スキーマに記述されていない |
8006 | 組み合わせたプラグインでXAL のシンタックスが解釈できない |
8092 | スキーマ: cm、mmの単位としてdecimal の値が設定できない |
8104 | スキーマ: JavaのスキーマでaccesibleName 属性が定義されていない |
8225 | スキーマ: いくつかのウィジェットでtext 選択とカーソル位置の属性が定義されていない |
8226 | スキーマ: Javaのスキーマのbuttonのドラッグイベントと属性が定義されていない |
8228 | スキーマ: textField、passwordField 、textAreaでovertype属性が定義されていない |
8245 | スキーマ: suffix は必要ないがmeasurement-type が必要(Ajax) |
8252 | "toggleableTextEntryMode" が"toggableTextEntryMode"と誤植されている |
問題を回避する
バグ管理番号7722 では、プロジェクトで利用しているNexaweb プラグインをアップグレードする必要がある. StudioでAntを使わずプロジェクトのビルトする場合、Studio 3.0.3 とStudio 2.4ではプラグインが正常に更新されないことに注意する必要がある。Studio 3.5 ではこの問題は2007年9月までに解決する予定。Studio 2.4、Studio 3.0.3では、つぎの手順でプラグインを更新する必要がある。
1. サーバをシャットダウンする
2. サーバからプロジェクトを削除する
3. サーバの右ボタンメニューで"Publish"を選択する
4. WebContent/WEB-INF/client/pluginsの右ボタンメニューでImportを選択する
5. Platform 4.5.6がインストールされているディレクトリからファイルをインポートする
6. ディレクトリ”dist/plugins/*”を選択する
7. プロジェクトの右ボタンメニューでプロジェクトをクローズする
8. メニューバーの[Project] →[Clean…]でプロジェクトを選択しクリーンビルトする
9. プロジェクトをサーバに追加する
10. プロジェクトを起動する
新しい機能(Ajax)
サイズ変更についての改良:すべてのウィジェットについて、指定されたサイズどお りウィジェットが表示されるようになった。HTMLではCSSを利用して<div> と<table> で指定された数値をもとに、それぞれのウィジェットを生成しているが、表示には複数のレイヤが関係し、ひとつの計算のエラーがつみかさなりウィジェットの サイズが正しく反映されなくなることにつながる。このリリースでは、このしくみに関連する多くの問題が解決されている。
テーブルのレイアウト機能強化:
- table
- 新しい振る舞い: 自動scrollbar - table の内容が高さ、幅を超えた場合、自動的にスクロールバーが表示される
- 新しい属性: verticalLineColor
- 新しい属性: horizontalLineColor
- row
- 新しい属性: expanded - tree やtreeTable のrowのexpanded/collapsed ステートは初期状態を指定できる。また動的に変更もできる。
- window
- 新しい属性: minimized
- 新しい属性: maximized
- 新しい属性: centered
スタイルの改良
いくつかのウィジェットのスタイルは、Nexaweb StudioのビジュアルエディタでWYSIWYG(みたまま) で変更できる。toolbar、menuBar、menuのスタイルがWYSIWYGで変更できる。