4.5.36 (May 2010)
インストーラの更新
InstallAnywhereのバージョンを2010にアップグレードしました。
さらに、インストーラのファイルがより小さなサイズになるように、いくつかの未使用コンポーネントを削除しました。
コンボボックスのonActiveGainedイベントの互換性問題
4.5.35にてコンボボックスのonActiveGainedイベントが不要なタイミングで発生する新しい互換性問題が作成されていました。
例えば、textFieldなどのUIコンポーネントのフォーカスロストイベント時にモーダルダイアログを表示する処理が存在している場合に、コンボボッ クスをマウスクリックして textFieldのフォーカスロストイベントが発生した場合にコンボボックスのonActiveGainedイベントが派生するようになっていました。
本バージョンにてこの互換性問題を修正しました。
gridTableのセル間の垂直方向の境界線の表示に関する互換性問題
4.5.35にてセル間の垂直方向の境界線の表示に互換性問題が作成されていました。
rowSpanによってセルが結合された場合には、結合セル間の境界線を描画すべきではありませんが、この境界線が描画されるようになっていました。
本バージョンにてこの互換性問題を修正しました。
Test Script APIに新しいメソッドを追加しました。
- ApplicationScriptObjectのgetFocusedRootObject()
comboBox, textView, textAreaのような複合コンポーネント(コンボボックスボタンやスクロールバーなどが複合しているコンポーネント)で getFocusedObject()を使用した場合、コンボボックスボタンやスクロールバーが返されます。複合コンポーネントのルートコンポーネントで あるcomboBoxやtextViewを取得するためにgetFocusedRootObject()メソッドが追加されました。. - TableScriptObjectのgetSelectedColumns()およびgetSelectedCells()
TableScriptObjectで選択カラムや、選択セルを取得するためのメソッドが存在していなかったため、.getSelectedColumns()メソッドおよびgetSelectedCells()メソッドが追加されました。 - TextAreaScriptObjectのsetText()
TextAreaScriptObjectにテキストを設定するためのsetText()メソッドが追加されました。
Defects Resolved (Java)
10716 | MSJVMを使用している場合に<table/>を使用すると例外が発生する |
10737 | StandaloneClient使用時にF4キーを押すと例外が発生する場合がある |
10750 | Test API : ApplicationScriptObject#getFocusedObject()が正しいフォーカスオブジェクトを返さない場合がある |
10751 | Test API : TableScriptObject#getSelectedRows()は正しい選択行情報を返さない |
10752 | Test API : TableScriptObjectに行選択モード以外の選択情報を取得するための機能が存在していない |
10753 | Test API : TextAreaScriptObjectでテキスト情報にアクセスするための機能が存在していない |
10765 | <gridTable/>にてポップアップの表示される位置がおかしい |
10767 | onActiveLost が2回発生する場合がある問題の修正 |
10769 | <gridTable/>のverticalLineが結合セル上に表示されてしまう |
10751 Test API : TableScriptObject#getSelectedRows()は正しい選択行情報を返さない
getSelectedRows()メソッドは同じRowScriptObjectを複数回返すバグがあったため、これが修正されました。
10765 <gridTable/>にてポップアップの表示される位置がおかしい
gridTableの中でlockedColumnが使用されており、横スクロールされている場合、マウスの右クリックによって表示されるポップアップの表示位置がおかしくなる問題があった雨、これが修正されました。