/
4.5.7 (Sept 2007)

4.5.7 (Sept 2007)

新しい機能(Java)

<cell> <listItem> のスタイルの改良:

<cell> と<listItem> は、色についての次の指定がサポートされた:
borderStyle, borderWidth, borderColor, borderCorner, padding
 
fontSize pt (point) px (pixel) どちらでも指定できるようになった

以前のJava プラットフォームでは、fontSizeはpixelしか指定できなかった。例えばfontSize="10px", fontSize="10pt" fontSize="10" という指定は、すべて10ピクセルとなっていた。4.5.7では、ptはptとして扱われpxはpxとして扱われる。単位が指定されていない場合は、デ フォルトとしてpixelとして扱われる。

 問題を回避する

これまでのバージョンでは、フォントが予定した大きさより大きく表示されている場合、ptがXALやXSSで指定されていてもpixelとしてレンダリングされている可能性がある。この混乱をさけるために、常に単位(pt, px)を指定したほうがよい。

% によるサイズ指定をJava版のクライアントでサポートした
% によるサイズ指定をJava版のクライアントで正式にサポートした。

TestAPI をデバッグJARから分離し、プラグインとして提供された

Platform 4.5.7では、テストスクリプトクラスがサードパーティ製のテストツール(例えばQuick Test Pro (QTP))、との連携をサポートする。このクラスは、プラグインJARファイルであるPluginTestScript.jarに移された。jarファ イルは、インストールされたPlatformのdist\plugins ディレクトリにある。TestAPI をデバッグJARから分離したため、開発者はテストをランタイムでもデバッグJARでも行うことができる。
4.5.7より以前のバージョンでは、nexaweb-client.xml の<ui-test>フラグをtrueにする必要があった。テストスクリプトクラスをアプリケーションのjarに含めることで、デバッグ JARでも非デバッグJARどちらでも利用できるようになった。<ui-test>フラグのデフォルトはtrue。<ui- test>フラグがfalseなら非デバッグでNexawebクライアントjarが利用される。QTPで記録した、buttonに対するテストスク リプトは例えば、JavaObject("zq")となり、JavaObject("NButton")とはならない。理由は、Nexawebクライアン トjarのクラスは、クラス名にスクランブルがかけられるため、ランダムに選ばれた文字列がクラス名となるからである。

 役に立つTip

プロジェクトにプラグインを追加するには、PluginTestScript.jar を [Platform インストールディレクトリ]/dist/plugins からWEB-INF/client/plugins かWEB-INF/client/plugins/pre-loadedにコピーする。
Note: テスト用のプラグインは、アプリケーションを配布する前に削除しておく。こうすることで、テストクラスに対する必要ないリクエストをなくせる。

Studio 3.5でのスキーマバリデーションの改良
正しいシンタックスでもいくつかのネームスペースがネストしたとき、バリデーションエラーが発生することがあった。その場合でも、アプリケーション(画面)は問題なく動作していたが、このバージョンではバリデーションエラーが発生しないようにスキーマの定義を変更した。

 問題を回避する
変更したスキーマファイルはビジュアルエディタに問題があるため、Studio 3.0.3とそれ以前のバージョンでは正常にパースできない。以前のバージョンでこの問題を回避するには、4.5.7がインストールされているディレクト リでスキーマに関係するディレクトリを変更する必要がある。手順は、4.5.6のスキーマディレクトリを4.5.7がインストールされているディレクトリ にコピーする。この作業を行えば、ビジュアルエディタは問題なく動作する。

borderStyleの追加
Java版のクライアントのborderStyle 属性に次のスタイルを追加した。このスタイルは、Ajax版のクライアントではすでに実現されていた。

  • dashed (破線)
  • dotted (点線)
  • double (二重線)
border StyleXAL シンタックス
dashed<label text="Dashed Border" borderStyle="dashed" borderWidth="4"/>
Dashed Border
dotted<label text="Dotted Border" borderStyle="dotted" borderWidth="4"/>
Dotted Border
double<label text="Double Border" borderStyle="double" borderWidth="4"/>
Double Border

カラー名の追加
Ajax版のクライアントではすでに利用できていた以下のカラー名をJava版のクライアントにも追加した。

カラー名カラー値
aqua#00FFFFSome text in aqua.
fuchsia#FF00FFSome text in fuchsia.
lime#00FF00Some text in lime.
maroon#800000Some text in maroon.
navy#000080Some text in navy.
olive#808000Some text in olive.
purple#800080Some text in purple.
silver#C0C0C0Some text in silver.
teal#008080Some text in teal.

テキスト装飾の追加
Ajax版のクライアントではすでに利用できていた以下のテキスト装飾をJava版のクライアントにも追加した。

装飾XAL シンタックス
overline<label text="overline text" textDecoration="overline"/>overline text
line-through<label text="Line Through Text" textDecoration="line-through"/>Line Through Text

解決された問題(Java)

8714ウィジェットが画面のボトムに位置するときtooltipが適切な場所にひょうじされない
8218712-4661072 712-4739219 テキストが変更されていなくてもonEditイベントが発生する
8165712-4723340 tableのrowにcheckBox を定義したときbackground 属性の値が反映されない
7999712-4634886 tableで、selectionMode の値を変更した後にtableを選択するとOnStateChange イベントが正しい値を返さない
7974<treeTable/> で、lockedColumnを指定したとき、ツリーライン(treeLine)のバックグラウンドが透過してしまう
7739tableのcellで、CDATAの編集を可能にする