4.5.43 (Feb 2011)
新しい機能
- <gridTable/> のリファレンスドキュメントを追加しました
- 線を綺麗に描画するためのアンチエイリアス機能が<chart>の<content> に追加されました(See 10863)
- PerformanceMeter のリソース消費が抑制されるようになりました(See 10871)
- ウインドウの復元オペレーションとして MS Windows ライクな振る舞いがサポートされました(See 10872)
- DisplayServiceにUIコンポーネントが表示されていることを判断するためのメソッドisVisible()が追加されました(See 10888)
- FocusManager API にフォーカスを移動するためのtransferFocus(), transferFocusNext(), transferFocusPrevious() メソッドが追加されました(See 10904)
Defects Resolved (Java)
10668 | disabled状態のスクロールバーをマウスホイールで移動できる |
10805 | Document : <gridTable/>のドキュメントを追加 |
10844 | Ant 1.8.1 を使用して、 Nexawebify を使用したビルドを行うとNoClassDefFoundError が発生する問題の修正。 |
10863 | チャートの中の線が短い点線で描画される場合がある |
10871 | 機能追加:パフォーマンスメーターを使用する場合のリソース使用制限を追加 |
10872 | 機能追加:ウインドウの復帰(Restore)の振る舞いとしてMS Windowsライクな振る舞いを追加 |
10873 | ウインドウサイズを変更する場合、マウスカーソルがデフォルトのカーソルになる |
10888 | 表示されていないUIコンポーネントにフォーカスが移動してしまう |
10889 | 表示されていないradioButton/checkBoxにカーソルキーを使用して選択を移動した場合にフォーカスが移動してしまう |
10904 | 機能追加:フォーカス移動用 API の追加 |
10906 | Reference Framework:Reference Frameworkを使用しており、ダイアログの「×」ボタンでダイアログを閉じた場合にNullPointerExceptionが発生する |
10907 | テーブルセルで画像データを使用している状態で、セルに画像データが表示されるよりも先にセルを削除した場合にNullPointerExceptionが発生する |
10908 | JMS を使用した場合に MessageConsumerinstance がメモリ上から解放されない |
10909 | Reference Framework を使用し、<ui-test/> の設定が false の場合に Reference Framework が提供するメニューの中で矢印キーによるオペレーションを行うとNullPointerException が発生する場合がある |
10910 | 互換性:TestAPI:TextAreaScriptObject#setText()が正しくテキストを変更しない |
10911 | XFCのバリデータの実行を画面が描画中には行わないように修正 |
10912 | ウインドウの状態変更ボタンがフォーカスを受け取ってしまう |
10916 | 機能追加:Nexawebのセッション(Cookie)への secure フラグ付加 |
10668 非活性状態のUIコンポーネントのスクロールバーはマウスホイールによってスクロール可能です
従来のデフォルトの振る舞いでは、非活性状態のUIコンポーネントが持つスクロールバーをマウスホイールによってスクロールする事ができていました。この 振る舞いを修正しましたが、下位互換のためにnexaweb-client.xmlに以下のオプションが追加されました。
<client-app>
<ignore-scrollWheelEvent-on-disabled>false<ignore-scrollWheelEvent-on-disabled/>
</client-app>
デフォルト値は「false」で従来の振る舞いと同じです。非活性状態のUIコンポーネントのスクロールバーをマウスホイールによってスクロールさせたくない場合は「true」を設定してください。
10863 <chart/>の<content/>でantiAlias属性がサポートされました
チャートコンポーネントの中で線に対してアンチエイリアスを有効にするための機能が追加されました。
<chat/>の中の<content/>エレメントでantiAlias属性を利用する事ができるようになりました。
10871 PerformanceMeterが使用するリソースが制限されるようになりました。
PerformanceMeterはWeakHashMapへ情報を格納ます。
<performance-meters-enabled>に"false"が設定される場合、パフォーマンスメーターは WeakHashMapへ情報を格納しません。
10872 ウインドウの復元ボタンの振る舞いとして、MS Windowsライクな振る舞いがサポートされました
従来はUNIXライクな振る舞いでしたが、nexaweb-client.xmlの以下のコンフィグレーションを設定することで、MS Windowsライクな振る舞いに変更されます。
<client-app>
<windows-style-restore>true</windows-style-restore>
</client-app>
デフォルトの振る舞いはUNIXライクな振る舞いで、上記の設定値は「false」になります。
10888 UIコンポーネントのvisible属性がfalseに設定されている場合、フォーカスを受け取ります
プログラムによってフォーカスを移動する場合、非表示UIコンポーネントへフォーカスを移動させることが可能です。非表示UIコンポーネントへフォーカス を移動させないために、プログラムからUIコンポーネントの表示状態を判断するためのメソッドとしてDisplayServiceへ isVisible()メソッドが追加されました。
10904 フォーカスを移動するための新しいAPIが追加されました
以下の新しいメソッドがFocusManager APIへ追加されました。
/** * Transfer the focus to the specified element. This method is unlike the focusNext() and * focusPrevious() methods, in that it can fail if the currently focused component is a Nexaweb * component and it denies the focus change using the onBeforeActiveLost method. * * @param e The element in the UI document to transfer the focus to. * * @since 4.5.43 */ public void transferFocus(Element e); /** * Transfer the focus to the next focusable component. This method is unlike the focusNext() * method, in that it can fail if the currently focused component is a Nexaweb * component and it denies the focus change using the onBeforeActiveLost method. * * @since 4.5.43 */ public void transferFocusNext(); /** * Transfer the focus to the previous focusable component. This method is unlike the focusPrevious() * method, in that it can fail if the currently focused component is a Nexaweb * component and it denies the focus change using the onBeforeActiveLost method. * * @since 4.5.43 */ public void transferFocusPrevious();
10912 ウインドウの最大化/最小化/復元ボタンがフォーカスを受け取る場合がありました
ウインドウの最大化/最小化/復元ボタンがフォーカスを受け取る場合があり、この問題を解決する場合に、これらのボタンがフォーカスを受け取る場合には親ウインドウがフォーカスを受け取るように修正されました。
10916 HTTPSが仕様される場合にCookieのセキュリティフラグは設定されていませんでした
Cookieのためのセキュリティフラグはnexaweb-server.xmlへ以下のコンフィグレーションを追加する事で設定されるようになりました。
<server>
<secure-session-cookie>true<secure-session-cookie/>
</server>
デフォルト値は"false"です。Cookieのセキュリティフラグを使用する場合は"true"を設定してください。